石黒洋菓子研究所のオリジナル刺繍袋の製作をお願いしている刺繍作家さんを訪ねてチェコ共和国プラハへ
クリスマスギフトでご紹介する作品を持ち帰りました。
滞在中は、郷土料理が食べられるレストランを巡ったり、お菓子に使う素材を探したりと「食」が中心の日々でした。
モルダウ川沿いで週末に開催されるマルシェでは、チェコの家庭の味「グラーシュ」を食べました。
グラーシュは、牛肉や玉ねぎ、パプリカなどの野菜を肉汁で煮込んだシチューのような料理です。
紙のカップに注がれた素朴な一品でしたが、食材の旨みがギュッと詰まった至福の一杯で、地元の方が列を作って買い求めているのも納得の味でした。
マルシェでは、名産品のハチミツを探しました。
生産者が、直接販売しているものを手に入れることができます。
持ち帰って、ハチミツを使ったお菓子を作りたいと考えていたので、試食をさせてもらいながら、天然の華やかな味わいのものを選びました。
お菓子作りの素材として、興味深かったものには、伝統的なプラムの蒸留酒「Slivovitz(スリヴォヴィッツ)」もあります。
その起源や歴史、製造について学べるSlivovitz Museumを見学し、3種類の飲み比べをして、味や風味の違いを楽しみました。
Slivovitzをベースにしたハチミツのリキュールと、天然由来の材料で造られたチェリーのリキュールを購入しました。
ハチミツやリキュールは、これから「季節のお菓子」の素材として使っていきます。
プラハで、印象に残っている場所があります。
市街地から、トラムとバスを乗り継いで向かったプラハ植物園です。
園内には葡萄園があり、リースリングやピノ・ノワールといった品種から生産されたワインを飲むことができます。
その土地で造られたワインを、広大な葡萄畑を眺めながら、タパスとともに味わうことができました。
植物園にはワイナリーの他にも日本庭園があったり、丘の上からはトロヤ城が望めたり、のんびりと散策しながら、豊かな時間を過ごすことができました。
夏旅は、ドイツ ドレスデンへと続きます。


