JOURNAL
Joyeuse Saint Valentin 2022
今年のバレンタインギフトは、素材にこだわった「マーブルケーキ」をご用意しました。
フランス ペック社のチョコレートを二種類使った大理石(マーブル)模様のお菓子です。生地にはフランス産の赤砂糖、発酵バター、そして濃厚でコクのある川島町産の卵を使っています。
それぞれの素材の良さが混ざり合い、とても滋味深いお菓子となりました。
ぜひ自分へのご褒美に、そして大切な方への贈り物になさってください。
自家焙煎珈琲豆とのセットもご用意しております。
ヴェネツィアの王様のお菓子
Gâteau des rois de Venise
ガトー・デ・ロア・ドゥ・ヴニーズ。
直訳するとヴェネツィアの王様のお菓子。
名前にある通りヴェネツィアで1月6日のEpifania (エピファーニア。キリストの誕生を祝う日)に食べる伝統的なお菓子です。
昔から北イタリアでよく食べられているPolenta(ポレンタ)と呼ばれるとうもろこし粉を使い、優しい甘みのある生地に、アンゼリカやドレンチェリーなどの彩とりどりのフルーツコンフィを散りばめました。
黄金色の生地からのぞくフルーツコンフィはまるで宝石のようで、まさに王冠のよう。
一年のはじまりに、このお菓子をご紹介させていただきます。
Joyeux Noël 2021
2021年のクリスマスギフトはメレンゲの焼き菓子「ロッシェ」を12月10日より予約販売します。
一口サイズのココナッツ風味のメレンゲを口にいれると…心地よいサクッとした食感、あっという間にシュワッと溶けてなくなるこの感覚、癖になります。
おやつにはもちろんですが、食後のコーヒーや紅茶とともに、ワインを飲みながら少し甘いものが欲しいときにもぴったりのプティフールセックです。
クリスマスや年末にお楽しみください。
梅のパウンドケーキ
石黒洋菓子研究所という屋号で、フランス菓子の教室や販売を始めようと決めたとき、我が家で収穫できる四季折々の素材を使って、フランス菓子を作りたいと考えました。
その素材の一つに梅があります。
我が家の梅の木は、かつて、遊園地「としまえん」の近くにあったものです。としまえんができる前から、そこにあったそうで、樹齢は100年を超えます。
造園業を営む父が、地主の方から譲り受け、我が家にやって来ました。
地主の方は、盆栽に造詣が深く、盆栽をはじめ、庭の木々を手塩にかけて育てていました。
父の話では、木々に対する向き合い方がとても真摯で、さり気なく言われた「盆栽の良し悪しはね、三年間、毎日、世話をしてようやく分かってくるものなんだよ」という言葉が印象に残っているそうです。
地主の方から、父へと受け継がれた梅の木は、今年も実をつけました。その実を収穫してコンフィチュールを作り、パウンドケーキにしました。
期間限定での販売です。
梅のコンフィチュールがなくなり次第、販売を終了させていただきます。
我が家の今年の梅を味わって頂ければ幸いです。
はじめまして
石黒洋菓子研究所は、埼玉県のほぼ中央、四方を川に囲まれた自然豊かな川島町にあります。
京都で修行を積んだ父が営む石黒造園研究事務所の隣に研究室と教室を構えています。
※ 注)店舗は構えておりません。
これまで、家庭科教員として過ごす中で、中学生・高校生と一緒にパウンドケーキやマドレーヌ、季節の果物を使ったパイなどを作ってきました。
そして、焼き立てのお菓子を一口頬張った瞬間、「おいしいね!」「うまいな、これ!」と思わず笑顔でお互いの顔を見合わせる、そんな時間をたくさん経験してきました。
これからも、手作りすることの楽しさや美味しさを、石黒洋菓子研究所に集う皆さんと共有していけたらと考えています。
石黒洋菓子研究所のフランス菓子は、école crème et métier 加藤みどり師と東京代官山イル・プルー・ シュル・ラ・セーヌで学んだ製法で作ります。
素材は、川島町特産品のいちごやいちじく、我が家で採れる梅やあんず、ブルーベリー、さつまいも、柚子、みかんといった四季折々のものを使うことを心がけています。
川島町の農家さんに出向き、仕入れたものや、庭や畑で一つ一つ収穫したものです。
チョコレートやリキュールなどは、東京代官山イル・プルー・ シュル・ラ・セーヌこだわりのフランス産のものを使います。
この度、川島町産のいちごといちじくを使ったパウンドケーキのオンライン販売を開始する運びとなりました。
一つ一つがすべて手作りのため、一度にたくさんは作れませんが、手間と時間を惜しまずに作ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。